マックスとマルセウス考察

2015年4月9日 / UL_R感想

マルセウスR3が来て→フォロイーのふせ考察を見て→なんとなく過去の考察を思い返していた
の、ですが。
ちょっと考えが進んだので書いていたら、また酷い文字数になったのでそっと書房に移動。
というかマックス考察だったのにこれ割とマルセウス考察だね。切っても切れない関係なんですよ色々ときっと

マルセウスR3感想ですか?その内書きます。
端的に述べるならば「やっぱあのカストード頭おかしい」で終わるんですけどネー!
(マルセウスR3、マックスR3、リーズR2、探偵R3、司書R1、赤墓様R3、ベリンダR4のRバレを含む)



■これまでの考察あらすじと所謂「はじめに」
・マルセウスのクローンの1人=マキシマス=マックスの中の人 と仮定。
・マックスR3におけるカストードの台詞、「そうか、このようなことになっていたとはな」より、
 「マックス製造にマルセウスは関わっていないのでは?」
 「しかしそれだとクローンの管理杜撰すぎね?」という疑問。
 そのため、「マキシマスはマルセウス管理下にないクローンなのでは?」という仮定から、
 「マキシマスはオリジナルマルセウスと同時期に作られたクローンの生き残り」という可能性が浮上。
 しかし、生き残りだとしてレジメント期までのおよそ400年を生き延びた経緯、手段等が不明。
・この経緯を解決する可能性として、「マキシマスがマルセウスのオリジナルである可能性」に至る。
 司書R1より、導都は遺伝子的なスクリーニングによって階級や役割を振り分けていると分かる。
 (赤墓様R1で、赤墓様が遺伝子の調整を受けていることは分かるが当時スクリーニングが行われていたかは不明。)
 (しかし、遺伝子が重要視されること、階級が厳格であることを鑑みるに、行われていたのではと推測。)
 マルセウスの両親がエンジニアであることから、
 スクリーニングによってマルセウスの遺伝子情報は導都に残っていると考えられる。
 その遺伝子情報を元に復活させられたのがマキシマスであり、
 レジメント設立に及び、導都から戦力として派遣されたのではないか。
 ただこの仮説では、何故「他の誰でもないマルセウス(マキシマス)を」復活させたのかが不明であり、
 そもそも「戦力として過去の人間を復活させるのはあまりに手段としておかしい」という疑問が残る。

そんなこんなで、「なんで復活させたんだ?」というのがネックだったのだけれど。
不意に思いついたんだ。

マキシマスはオートマタなのではないか?


■後で整理するから矛盾込みこみだけど思い付きをざっくり
渦の出現によって、導都は急遽方舟となる必要が出来た。
急造された際に運び込まれた資料を再発見、整理、分類するのがライブラリアンの役目。
…そんな記述が司書R1にあった筈だ。

マルセウスは、地上を離れるエンジニアから「最後の贈り物」として地上に遺された。
マルセウスの両親がエンジニアである以上、マルセウスはスクリーニングを受けていただろう。
導都が方舟として急造された際、マルセウスの遺伝子情報も積み込まれた可能性はある。

再発見、したんじゃないのか。ライブラリアンが。マルセウスのデータを。
ドニタがコデックスを元に作られたように、
マキシマスはマルセウスの「設計図」を元に作られたんじゃないか。

マキシマスはマルセウスのクローンではなく。
マルセウスはマルセウス自身のクローンを作っているが、
マキシマスはそれとは別口の経路で作られたオートマタなんじゃないか。

…という可能性を不意に思いついた。
だがこの考えは色々不明点や問題がある。何より、
「マキシマスがコデックス(マルセウスの設計図)から作られたオートマタなら、
 マルセウスはオートマタでなければならない。」
これを突破する理論が要る。

要る、と思った。
…要らないのでは、と気付いた。

マルセウスが、初めからオートマタだった、なら。


■とりあえず矛盾が無いように仮説を立て直す
真偽を考えたり根拠を述べたりは後でやります。
スクリーニングで得られた遺伝子情報を元に作られたオートマタとか矛盾アリアリなので、ひとまず仮説を再構築。

マルセウスはオートマタである。当人はそれを認識していない。
人間として、地上の守護者として、3歳の時にナニーと共に地上に遺された。
詳細は当人R参照。

オートマタ「マルセウス」の設計図は導都浮上の際に積み込まれたが、長らく下層に埋もれていた。
400年以上の時を経てライブラリアンによって再発見されたが、
最早その設計図を理解出来る者は少なく、「コデックス」と呼べる代物と化していた。
オートマタにまつわる技術は渦の影響によって多くが失われている。
失われた叡智に少しでも近付かんと、その設計図からオートマタを作ろうとするのは自然な流れだろう。
そうして作られたのが「マキシマス」なのではないか。

ちょうどその折、導都はエンジニアを地上に遣わし、レジメントを発足させた。
危険な地上へ行きたがる人員はいないため、導都でも渦調査に充てる人員は不足してい(ることになってい)た。
そこで、実験と戦力を兼ねてマキシマスがレジメントへ派遣された。

レジメントにはケイオシウムの専門家たるエンジニアに混じって、
「マキシマスの動向を監視するエンジニア」もいたのではないか。
そのため、マキシマスは最初E隊に配属されたにも関わらず途中でA隊に移る事態になったのではないか。
…マキシマスとレジメントについては、このふせ読んでもらえればいいかな。
あ、ついでにこのふせも読んで頂ければと思います。
マキシマスがレジメントにおいて明らかに異端と認識できるかと。

ドクターは調査用のオートマタとしてプロトタイプを製作していたが、
「E中隊の全滅という緊急事態」により、急遽戦闘能力の強化が図られることになる。
そして「求められるスペックを納期通りに満たす」ために、
最も複雑で製作に手間や時間がかかる部品「頭脳」として、
実際にギリギリの戦闘を経験した生身の人間の「脳」を使う手法に至った。
そうしてプロトタイプとマキシマスが融合し、作られたのがマックス。

その後、マックスはインクジターに所属。
仕事の一環としてかアイザックと戦闘、仮面を落とされ自爆する。
頭だけになったマックスの元にマルセウスが現れ、
そこで初めてマルセウスはマックスの素材にマキシマスが使われていたことを知る。

色々穴はありそうだが。というかあるが。ひとまずこんな流れだったのではないか、と考えた。


■疑問点を潰していく
Q.マルセウスにはクローンが存在する。ならば機械ではなく生体なのでは?
A.クローンならば生体である、とは言い切れない。オートマタのクローンが作られることはありえないか?

マルセウスは3歳で地上に遺された。ナニーによる教育プログラムを受けて成長した。
そして時の流れのままに老い、あの部屋へ戻ってきた。初めての成功例として。
…「オートマタは老いない」、その根拠を、僕は持っていない。どこかのRにあるのかもしれないが。
むしろ探偵R3を読んだ今となっては。
もしノームとドクターが同一人物ならば、老いや成長は、あるものと考える方が頷ける。

そもそもマルセウスはエンジニアではない。オートマタに関する専門的な知識があるかどうか。
もし無いならば、オートマタ「マルセウス」の精度によっては、
彼は自身がオートマタであると自覚出来ない可能性が高い。
マルセウスはクローン製造についてはほぼナニーに任せきりであるように思われる。
そのため僕個人としては、
「マルセウスはオートマタや生物学(クローン作成)についての専門的な知識は無い」と考えている。
まぁあくまで印象だけど。
基本的に「ナニーに結果を要求するが、その手段や過程は問わない」感がある。


■Unlightの記述なんざ信用できねぇんだよ!!(好きです)
「異議あり」「どうぞ」
「マルセウスR3最終ページにて、”遺伝子的な改良を施され、”とある。
 遺伝子操作による改良ならば、やはりマルセウスはオートマタではなく人間と判断するのが妥当ではないか。」
「精神的には人間やめてるけどな」「それは否定しない」
「まぁ尤もな疑問だ。僕も引っかかった。それで考えての結論としては、『ミスリードではないか』だ。」

見落としがちというか忘れがちというか、本当早く公式で詳細出ないかなと思ってるんだが。
オートマタって公式用語集で「生物」と記述されてるのよ。
“旧時代から存在する精巧な機械生物。エンジニアだけが作ることができる。
漆黒の時代では個体数がかなり少なくなったが、曙光の時代に入って再び作られるようになった。”
この”機械生物”が、つまりどういうことなのかの説明が割と切実に欲しい。
老いるのか。死ぬのか。子孫を為すことは出来るのか。

もしオートマタにも「遺伝子情報」が存在するならば、
最早「遺伝子的な改良」など、マルセウスがオートマタだったとして何の問題も無くなる。
また、オートマタに「遺伝子情報」が存在しないとしても、
マルセウスが自身をオートマタと自覚していなければ、自身の肉体改造を「遺伝子改良」と認識し、
それゆえにRの記述もそうなったのではないか、と思う。

なにせマルセウスは。
“私の自我と記憶を保存、管理するための、強固で強大な器をナニーに作らせた。”
“「そうか。ならば肉体そのものを強化するしかあるまい」”
一度として、遺伝子を操作する旨の命令をナニーに下していない。

……まぁ、邪推めいてるとは思うが。思うがね。
主格の認識をさも事実のように地の文で記述してミスリードを誘うってのを、
既にやってるからね、Unlight。少なくともアスラR1でね。
ライター許さねぇぞ(賛辞)


■目指していた未来
「異議あり」「またか、どうぞ」
「マルセウスがオートマタだとして、それを本人が認識していないとして。
 あくまで生身の人間であるように振舞うならば、いずれナニーと齟齬が発生するのでは。
 マルセウスの保護者的存在であるナニーが、マルセウスがオートマタであることを知らないのはおかしいだろう」

逆に考えるんだ。「知らなくたっていいさ」って。
抑制回路のような、「人工知能自身が認識しないプログラム」。それがナニーに仕込まれているのではないか。
その命令内容が「マルセウスが自身をオートマタであると認識するのを避けよ」であれば。
ナニーはマルセウスの正体を知ることなく、マルセウスに正体を知らせずにいることが出来る。

何故そんな面倒なことをしたのか。
…さて、突然ですがオートマタの権威といえば。はい、グライバッハ氏でしたね。
ではグライバッハ氏の目指したオートマタは。ええ、「創造性を持ったオートマタ」。その通りです。

…この辺、探偵R3感想で書こうと思ってたネタなんですけどねぇ。
まぁ既に過去の考察とガンガン内容重複してるし。別にいいか。

オートマタは何故オートマタなのか。
なにやら哲学めいてしまうが、
結局の所オートマタが「人間に作られた存在で」「人間に従う奴隷とされているから」だろう。
グライバッハ氏は自身の作ったオートマタについて、
「私の知性の劣化コピー」「それも一部だけを切り取った、スナップショットのようなもの」と悩んでたが、
そもそも創造性を持ったオートマタを作れたとして、その創造性が「人間に従え」というルールに抑圧されるならば、
その創造性は発揮されず、つまり観測されない。存在するとして認識出来ないために「無い」ことになる。

オートマタがオートマタたる枠から解放されるためには、
「自身はオートマタである」との認識から解放されなければならない、と僕は考える。

マルセウスが自身をオートマタと認識していないのは、
「創造性を持ったオートマタ」を目指したグライバッハの意思が関係しているのではないか。

すみませんこれ以上考えが伸びません
マルセウスがオートマタってのも、それなりにこじつけ要素含む考えだしな…
ブレイズとかロッソとかミリアンとか、あの辺のR読んだらまた色々変わるかなぁとか思いますはい


■赤い目ってマルセウス?
ふと思い立ったので書くだけ書いとく。
ベリンダR4で、マルセウスの瞳は「赤」となっていた。イラストでは紫なのだが…ううむ…
まぁとりあえず赤だとすれば。
マックスRの「赤い目」の記録、あれがマルセウスの可能性がある。
遺跡探索をしていたマックスが、偏在するマルセウスに偶然遭遇。
五感情報の錯綜や自我の混濁が起き、またマルセウスとの邂逅が一切予期しないものであったために、
それらが「情動の乱れ」「恐怖」として反映されたのでは。

…と思ったけど、でもマルセウスらしき人物とも会ってるんだよなぁマックス。R1で、ブレイズと一緒に。
不完全(故に「マキシマス」の要素が強い?)な「プロトタイプ」だから、影響が大きいとかだろうか。
「マックス」はマルセウスに関するデータを消されており、そのためにマルセウスとの混濁を起こさない、とか?
個人的には「マキシマス+プロトタイプ=マックス」と考えているので、むしろ逆なんだよなぁ…ううむ。


■失速甚だしく冷静
考察ってか考え付いた可能性の羅列だね!
でもそれなりに関連性のある可能性アンド可能性だから、1つ当たれば複数当たるんじゃないかって気もする。
R更新こわいです(楽しみです)

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