マルグリR3読んだ

2015年8月26日 / UL_R感想

r3
諸々で間が空きました。今日はメレンR3実装です。わぁい…感想待機Rが増えていく…
がんばります はい 書きたいことは色々あるんです

…この絵でR5じゃないってのが問題なんだよなぁ(頭抱え)
(※マックスR3、クレーニヒR4、サルガドR4の情報を含みます)



■箇条書き
・「喪失」というタイトルのアカン感
・鬼子母神マルグリッド
・”「すぐに治してあげるから」”
 うん…分かるけど、分かるけどでも、
 心疾患治すだけじゃ事態は殆ど、実際は、解決しないと思うんだ…思うんだ……
・”「私達のことなど、誰も興味などないはず……」” 孤独感あるなぁ…孤独というか、孤立というか…。
 貴女を案ずる方がいるんですよ。一人だけ。それが致命傷になったんだね…
・”これが成功すれば助かる。親子三人、平和に、幸せに生きることができるのだ。”
 ……。”親子三人”、というあたりがまた…。我が子と、ではないんだよなぁ…イオさんも含むんだよなぁ……。
・”この実験の結果でどのような事態が生まれるのか、そんなことはマルグリッドには関係が無かった。
  彼女にとっては、自分の子供を救うことだけが全てだった。”
 渦は許さねぇっつったろうが!(バンバン
・”非武装の研究員に抵抗する術は無い。” 星幽界なら勝ってた エンジニアこわい
・”「……そうだ」イオースィフは心底疲れた表情を浮かべながら、
  マルグリッドに目を合わすことなく、か細い声で答えた。”
 ”「こんな事はもうやめよう。あの子に残された時間を家族で過ごそうじゃないか?」
  「……イオースィフ。それじゃ……」”
 ”「もう無理なんだ。これは運命だ、マルグリッド。一からやり直そう」”
・”マルグリッドはようやくイオースィフを理解した。彼には己の保身と打算しかない。”
 そう捉えるか…僕は、そうは思わないけどな…
 でもまぁ…まぁ、うん……”私にはこの子のいなくなった世界など考えられない。”うん……
・”「……そうはいかないわ。この子には生まれてきた意味があるの。私は絶対にこの子を殺させたりしない」”
 マルグリさんの敵は、審問官とか協会とかカウンシルとかじゃなくて、世界そのものだよなぁ最早…
・”「私の…ク……」” それ以上いけない!まぁイオさんが夫って時点でもう確定してるけど!
・”この子を守らなくては。私が、私だけがこの子を守れるのだ。
  この世界でただ私だけが、この子を守ることができる。”
 意志について言えば正にその通りだから絶望なんだよなぁ
・「ゆりかご」の中で一度マルグリさんの姿は視認されている。その上で、
 ”先程までそこにいた筈のマルグリッドの姿は無く、代わりに大きな犬のような獣がいた。”
 蓋が閉まっていることは駆動条件には無いのね。
 視認してから蓋を閉めて、再度開けてるような描写は無いし、するのも不自然だ。
 「ゆりかご」の影響を「ゆりかご」内に留めるための蓋だったらこれはアカンことになったのでは…
・”「……殺せ」女性の呟きが聞こえた気がした。” 殺戮なう(震え声)
・”血と肉片が飛び散った研究室の中央で、子供は安らかな寝息を立てていた。
  そしてその傍には、一人無傷で残ったイオースィフの姿があった。”


■投げっぱなしヒューマン
夫婦について話すと言ったな。そのつもりだった。
そのつもりだったが考えてる内に僕の脳が死んだ。R3感想をさくさく上げられなかったのはその所為です。
マルグリさんとイオさんの馴れ初め話下さい。

いや、あの。
互いに互いを愛していたけれど、理解はしていなかったし、前提としていたものが大いに違うよねっていう。
それで「話し合いましょう貴方がた、いえ理解出来なくとも、その考えの差を知っておくべきだった」、
…と思ったんですが、知ったところで何が変わったかというと、
多分「おk、離婚しとこう」ってなったくらいだよねってなりました。はい。
考えるほどにニヒさんが絶望ポジションである。聖女はいい性格してるなぁ…

何から言ったものかね。
マルグリさんにとっては、ニヒさんが全てに優先する事項だった。
でも「ゆりかご」の成功後、思い描く生活が”親子三人”である辺り、イオさんのことも確かに愛していた筈なんだ。
R3最後、イオさんのみ無傷で生き残ってるのも、その想いの反映だろう。
…正直、「より凄惨な最期を与えてやろう」とか「生きて苦しめ」ってことかとも思ったが。

イオさんは。
マルグリさんを助けるために奔走したり、その苦労を伝えない辺り、
マルグリさんのことも確かに愛していた筈なんだ。

ただ、彼はテクノクラートだ。導都に所属するエンジニアだ。
そして大粛清も知っている。無論、それらはマルグリさんも同様だけれど。

R2感想でも書いたけど。
「生きて数年、しかも今の技術では治せない心疾患」に対し、もし秘密裏に「ゆりかご」計画が成功しても、
「いつまでも暮らせる」わけが無いと思うんだよ…。
その母が開放派前科持ちなら尚更。
どれほど導都が住民を管理しているか不明なところもあるけれど、
新生児に対し「誰が親で」「どのような健康状態で」の2点さえ把握していれば、この問題は避けられない。
「母親はマルグリッド、父親はイオースィフ」「深刻な心疾患を患って」生まれてきた、
このことさえ導都が知っていれば、その時点で数年後にクレーニヒが生きていれば「おかしい」ということになる。
親と健康状態なんて基本情報、導都が記録してないとは思えないんだよ…
まぁ完全に厳密に全ての情報が赤墓様に行ってるわけではなさそうだし、見落としワンチャンあるにはあるが。

「見落としワンチャン」って本当にワンチャンで、およそ賭けられるような可能性じゃないと思うんだよ…
つまりニヒさんは心疾患が治ったところで数年後には疑われるだろうから平穏な生活なんてないです。はい。


■審問官の手は長い
平穏な生活なんて無い筈だと思うんですよ。
でもニヒさんRでニヒさんは、「幻覚」を除けば平穏な日々を過ごしている。まぁその幻覚が致命的なんですけど。
少なくとも、追われる立場ではなかった。
…おかしくねぇか、と思う。
僕はあの世界の一員でなく、キャラクターを通して世界を見るに過ぎないから、
キャラクターに焦点を当てざるをえないというのはあるだろうが。
それにしても、「ケイオシウムの影響を特定の人物に与える装置」で被検体にされた人間に対し、
ノーマークってのはあんまりにおかしくねぇか、と思う。
マックスR3を見るに、インクジターはレジメントに所属していた戦士を狩っているっぽいのに。
ブレイズも恐らく元レジメントとして聖騎士の力が発現しているだろうことを考えると、
「身内に引き入れられない限り、ケイオシウムの影響を受けた人間は皆殺し」がカウンシルの方針かと思う。
多分それでルディアも賞金首になってる。

ニヒさんが追われる立場にない(少なくとも本人はそう認識しているし客観的にもそう見える)理由を考えてみる。
とりあえず「追われる立場にないにせよ、監視くらいは受けてるとするのが妥当じゃね?」と思うので、
大きく分けて2つ、「監視されている(けど気付いていない)」or「監視されてない」を考える。

前者、「監視されている(けど気付いていない)」可能性。措置としては妥当。
ただ、ニヒさんR1での図書館の出入りやR3での死体発見など、
「マジで見てる”だけ”じゃねーか」とかなり疑問が残る。
後者、「監視されてない」可能性。措置としては不適。なので理由が要る。
ざっくり分けて「人為」or「事故」。
「人為」とすれば、やるのはイオさんしかいない。
ニヒさんを守るためか自己の保身のためかはともかく、
「クレーニヒが未来永劫審問官に追われることのないように融通を利かせた」可能性、となる。
ニヒさんはマルグリさんの忘れ形見、と思えば、可能性として無いとは言えないと思う。
…自身が愛した妻を死なせた、されど死ぬほどに妻が愛した子、と実に複雑な想いを抱える関係である。
お前はどこの地平線のソレイユか。
尤も、マルグリR2にて「テクノクラートとはいえ、次はありません」と態々言われているので、
導師イオースィフと言えど「被検体ではあるが我が子を生かせ」と融通を利かせられるかは疑問である。
まぁここで言われている「テクノクラート」はマルグリさんをメインに指すだろうから、行けるかもしれないが。

「事故」の可能性。
「事故」ってのはつまり、「明らかに監視すべきであるのにそのような対象と見抜けなかった」ってことである。
…司書R4でさぁ。あれはかなり初期の粛清での出来事だけど。
「集めたデータを研究者の眼前で破壊」してるんですよねぇ…。
いやそれ自体はいいんだけど。わぁい愉悦ってのはいいんだけどさ。
これ中身に目通してなくねっていう。
ねぇサルガドさん研究内容のコピー取った?
え、コピーしたらそこからまたデータが広がる可能性があるし、どうせ破壊しなきゃなんだから要らない?
せ、せやね…(諦念)

マルグリR3であの場に現れた審問官達は、
「協定に違反する研究者がここにいる」ってことしか知らないんじゃね、という。
そして審問官のやり方は、
「研究データ全消去」「詳しくは研究者本人に聞け」で固定化されてるんじゃないかなぁ…。
で、「ゆりかご」から出現した獣達によって審問官は皆殺しになったわけだけど。
ちゃっかり研究員も死んでるんだよなぁ…
そして「ゆりかご」についてを知る者は誰もいなくなった。わぁい!また反逆者を処刑できましたね!
わぁいじゃねーよ審問官。ザルか。ザルガドか。
おかげでケイオシウムの影響を与える実験の被検体にされ、
つまるところケイオシウムの影響を受けているであろう人間を見逃したぞ。

まぁ、「誰もいなくなった」ではないね。うん。イオさんがいるね。
研究の詳細までは知らないにせよ、
妻が息子の心疾患を治すためにケイオシウム研究をしていたとか、色々知ってるね。

「事故」もとい、「粛清はデータ削除を基本としていたため、[被検体:クレーニヒ]の情報が残らなかった」可能性。
疑問点はニヒさんR4の描写を見るに、結構詳細なデータが残ってるっぽいってことである。
つまりデータ削除されてない。
「じゃあやっぱイオさんが融通を利かせたかこっそり監視してるかじゃね」、と思ったところで気付く。
「いやなんでデータ残ってるの?開放派の異端研究だよ?この世から葬り去らなければならない情報じゃないの?」

開放派の研究は、徹頭徹尾葬り去らなければならないもの「ではない」、ようだ。
具体的な研究内容について、やはりカウンシルへ報告せねばならないのだろうか。
研究内容の記録…眼前で破壊しつつもちゃんと記録は取ってた…のかなぁー…?
「何故カウンシルが開放派の研究内容を必要とするのか」とか考えると闇を感じるので割愛。いつか考える。
まぁ単純に、前提理論とかから関係者をあぶりだしたりとかにも使えそうだけどな、詳細な研究内容。
何にせよ、「ゆりかご」事件(仮称)は詳細と共に記録として残された。
「被検体:クレーニヒ」の情報も残っている。

…少し、思う所がある。マルグリR3直後の話だ。
審問官も研究員も死に、イオさんと赤子のニヒさんだけが生き残った空間。
イオさんは(カウンシル直通かは知らないが)所謂「上」に連絡しただろう。異常事態なわけだから。
自分と息子だけ生き残った事態で連絡しないのは、後々を考えると明らかにまずいし。
後処理をするための審問官が到着するまでには時間があったろう。
さてところで、その空間には、審問官や研究者の惨殺死体と、赤子と、マルグリさんの研究資料がある。
そしてイオさんは、「ゆりかご」事件において、証言できる唯一の生存者だ。
…多少の偽装工作は出来そうだなぁとは思った。
少なくとも獣達の蹂躙後の時点で、「マルグリッドが「ゆりかご」の中に消えた」
「クレーニヒは「ゆりかご」の被検体になった後」ってあたりを、
知っているのは、もうイオさんだけ、だよな。
マルグリさんは身体ごと消えてるっぽいからどうしようもないけど、
ニヒさんについては最終的な所在は”血と肉片が飛び散った研究室の中央”とある。
「ゆりかご」内からニヒさんが出された描写は無い
(取り出そうとした若い審問官は、ニヒさんに手を伸ばしたところで獣に腕を噛み千切られている)が、
“研究室の中央”が「ゆりかご」内を指さない(=ニヒさんが「ゆりかご」内にいない)なら、
「クレーニヒは実験を受ける前」と報告することは可能かと思う。
というか「ゆりかご」内にいたとしても、
追加の審問官が来る迄にニヒさんを移動させることくらいは出来るね。
もしその報告が通れば、ニヒさんが監視される必要性はかなり薄れる。
なら研究資料には「被検体:クレーニヒ(未遂)」といった表記になりそうな気もするが…。

パラノイアじゃないけど。
イオさんはカウンシルに割と信頼されているのではないかと思う。
カウンシルから見れば「感情に流されず反逆者を2度告発した」わけだから。
地上の趨勢を大きく左右すると見られていたガレオンの建造も任されているし。
ならばイオさんが、「ゆりかご」事件の処理を、任された可能性は無いだろうか。
イオさんは審問官ではないと思うから、やや無理のある考えかもしれないが。

「ゆりかご」事件に関する資料を、「滅多に人の来ない上級工学師専用図書館」の、
更に前時代的な施錠式の鍵が必要な扉の奥に収蔵することで、
導都に逆らわず、しかし誰もマルグリさんやニヒさんのことを思い出さないように、という、
消極的な保護をしたんじゃないか、と。
「クレーニヒは私が監視します」とも添えたかもしれない。
家族の情より導都への忠信を優先させた「実績」もある。

何かこの時点で5000字超えてて相変わらず長々しくなってるんですが。
読み返して思ったんだけど、「ニヒさんの存在を導都から忘れ去らせる」ことで、
「深刻な心疾患を持って生まれてきた人間が今も生きている不自然」を払拭させたのかもしれない、などと。
意図してのものではなく、「忘れ去らせた結果、不自然が払拭された」という結果論かもしれないが。




書きながら、
「愉悦の為に研究資料を記録せず破壊した事が赤墓様に『反逆』と捉えられて司書R5とか笑えねぇぞ」と思いました。
笑えねぇぞと思ったけど多分本当にそうなったら笑います。というか笑うしかないわ。頑張れカウンシル筆頭の腕。

考えてると結構導都のザルなところとか見えてきて、
「もしマルグリさんとイオさんが完璧な合意と連携を取れていたら、ニヒさんの生存ルートはあった…?」
とか思えてくるんだけど、
ニヒさんの心疾患が治るにはケイオシウム研究が不可避で、
実験の被検体になった上で監視されないためには導都から「忘れ去られる」ことが恐らく必要。
「誰からも気にかけられない人生って、生きていると言えるのかい?」って、ニヒさんが死にそうな言霊なんだが。
もしくは工学師の立場を捨てて、地上へ降りての全力逃亡ルート…
…イオさんが乗る気がしないなぁ。
ニヒさんの心疾患が完全に治ったかの確証も無いままに地上暮らしはきつそうだし…
言うて導都にいても、「ゆりかご」の主任研究者たるマルグリさんがいる限りどうしたって安心は出来ない…
やっぱり”親子三人、平和に、幸せに生きる”なんて無理なんじゃないですかね!!
三人で異界に行くのが一番じゃないかな!SAN値は投げ捨てよう。

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