赤墓様R4読んだ
2015年5月28日 / UL_R感想
R作成日:04/22
司書R4の翌週に容赦無く来て焦りました。かけら足りてて良かったァー!
なおその後復活ジェッド目当てに引いた金くじでダブった模様。
サルガドさんが「喜べ、レッドグレイヴ様だぞ」と仰ってました。
…わ、わぁい赤墓様!のいさん赤墓様大好き!!
(メレンR1、探偵R3、ステイシアR2、ドクターR3の内容を含みます)
■最近短く終わらない箇条書きメモ
・話も年月も飛んだな。グライバッハ事件は探偵Rで追うということかね。
・R4の夕刻までにオートマタ管理課からの報告が上がる予定
・”「ミアとウォーケンという最後の作品は、彼の野心作だった。
真の創造性を持ったオートマタとして、ついに彼が創り出したものだったのだ」「それは知っているわ」”
えっあっ 流石にウォーケンがオートマタって情報は行ってたのか。
…その上で、その上で、ドクターR3…?
・”グライバッハの死は、無謀な実験の末に起きた一種の事故死として処理された”
探偵R2の記述(”「自殺に見せかけられて殺された」””「未解決で終わった」”)と異なる。dykt
・”「そして、オートマタの自意識の暴走によって彼は殺された」”
”「いや、真意はそうではなかったのだ。」” ”「己の生死など、初めから問題ではなかったのだ」”
”「グライバッハは世界を自分のオートマタによって書き換えるつもりだったのだ。」”
…メルキの言葉は、どこまで本当だろう。ずっと目逸らして話してるから、嘘吐いてそうで怖いんだよな…。
「世界を書き換える」、ね……それ貴方も言ってましたよねメルキさん。シアR1で。
・”「でも、ミアは凍結され、ウォーケンは破壊されたわ」”
”「違う、生きていた。いや、活動していると言った方が妥当か。」”
…ウォーケンは破壊された。しかし活動している。アコライツRの…年代が……あぁやはり、そういう…
・”「時は来た。我々は人類によって掛けられた枷を外し、自由を手に入れる」”
”「もうすぐだ。全ての苦しみは癒やされる。世界は正される。真の創造主によって」
ミアの言葉が終わるや否や、ミアの体から炎が吹き上がった。合成樹脂でできた表面がどろどろと溶け、
内部の軽金属が剥き出しになる。呪われた骸骨のような姿は、まるでこちらを嘲笑っているかのように見えた。”
炎の聖女だ…もう…完璧に……
だろうとは思ってたけど、もう確定で良いね、良いね…?不穏すぎてガタガタする。
・”「私の観測では、このままでは早晩、人類は敗北する。」”
その”観測”ってのは、「予測」と同じ意味で使ってると、そう思って良いのかなメルキさん……?
・”「レッドグレイヴ、奴等に対抗できるたった一つの策がある」メルキオールは顔を上げ、自分を見つめて言った。”
こわい。メルキが腹括った。
幼少期から視線逸らしっぱなしだったメルキが、赤墓様にまっすぐ視線を合わせた。
何の覚悟だそれは。何をする覚悟を決めたんだ貴方は。
・”「オートマタが高度に進化した知性を獲得したなら、おそらく人類は気付かない内に絶滅するよ。」”
もう既に現在(エヴァ基準)では、全員オートマタで気付いてないだけってオチは、無いでしょうね…?
・”車は警備局のものではなかった。運転手は見知らぬ男だ。”
こわい。まずいのではこれ。
「メルキを連れて来い」と警備局に伝えるようマリネラに指示したのに、警備局の車でメルキが来てない。
しかも車という密室空間。大丈夫かこれ。
…運転手、ネームドキャラだろうか…。探偵さんの線は、無いとは言えないんだよなぁ…
■時系列整理(探偵/アコライツ/ステイシア/赤墓様)
xxxx年
・庭園での会話。当時30歳が近付いた頃。内容的にシアR1より前。
この約20年後に赤墓様の治世が評価を得るようになる。(赤墓様R1)
2790年 ステイシアR1~R2
・ステイシアを搭載したロケットが宇宙へ飛び立つ。(シアR1)
・ロケット発射の翌日にメルキの研究所をグライバッハが訪問。同日、ステイシアが帰還。(シアR2)
2814年 赤墓様R1~R3
・グライバッハ事件が起こる(※1)(赤墓様R1~R2)
・当時探偵さんは4歳くらい(探偵R1)
・グライバッハ事件の翌日、オートマタ2体について、メルキが所有者となる手続きが取られる。(赤墓様R3)
なおこのオートマタ2体はミアとウォーケン。(探偵R3)
・捜査の一環で、赤墓様がメルキを尋問する。この時点で赤墓様がメルキと会うのは数十年ぶり。
尋問後、メルキを監視するよう指示。(赤墓様R3)
・指示を受け監視開始。探偵R3後半時点で、監視開始から二週間が経過。(探偵R3)
2817年?
・赤墓様R4時点で、赤墓様とメルキが直接言葉を交わすのは二十年ぶり。
ミアについても”二十年前に捜査局によって機能が停止”と記述され、メルキも”「二十年前」”と発言している。
しかし赤墓様R4(2837年)から20年遡ると2817年となり、グライバッハ事件の2814年と3年のずれが生じる。
2837-2814=23年を「およそ20年」と捉えての発言、とは思うが念のため注記。
なお、ウォーケンについてもミアと同時期に破壊されたものと思われる。
2835年 メレン・ルートR1~R2
・ノームがサーカスに拾われる(メレンR1)
2837年 探偵R1~R3 赤墓様R4
・”数ヶ月前、古いタイプのオートマタが突如として人の命令を受け付けなくなり暴走、後に機能停止”(※2)(赤墓様R4)
・武装強盗事件が起こる。
その際、警官達に追われていた「青年」から、探偵さんにトランクが預けられる。(探偵R1)
この時点でグライバッハ事件について、探偵さんの調べでは
”「芸術家が自殺に見せかけられて殺された事件だ。未解決で終わったって聞いてる」”とのこと。
なおソースは”官製メディアの概要情報”。(探偵R2)
・武装強盗事件当日、義父のマークが探偵さんを訪問。
この時点で「奇妙な事件」が相次いで起こっている。(探偵R2)
・武装強盗事件翌日、第十二階層スバース地区で労働用オートマタが暴動を起こす。(探偵R2)
なおこの件について、赤墓様は”最初の暴動”と認識。(赤墓様R4)
yyyy年
・赤墓様が「最後の旅路」に出発。”約七十年に渡って人間世界を統治し続けた後”との記述。(赤墓様R1)
※1
グライバッハの智覚記録について”28140903のデータ”との記述から。
日付について、葡萄月1日=0101とすれば、0903=牧草月3日だろうか。
…ブラウの誕生日だな。なお現代で言う5月22日あたり。
※2
“数ヶ月前、古いタイプのオートマタが突如として人の命令を受け付けなくなり暴走、後に機能停止”
“そして最初の暴動が起きた。場所はローゼンブルグの第十二階層スバース地区”
スバース地区での暴動は探偵R2で描写されている。つまり”数ヶ月前”の件は探偵R1より前。
また、年単位で遡るわけではないので、グライバッハ事件前後の線も消える。よって、この件は未描写と考えられる。
■メルキの策
メルキ最大の切り札がステイシアによる可能世界選択システムである。
そのため、メルキの言う「奴等に対抗できるたった一つの策」は、それではないか、と思う。
が、僕としては、赤墓様→ステイシアへの台詞が無いことから、赤墓様はステイシアを認識していないと考えている。
つまりメルキの策が可能世界選択システムであったとして、赤墓様とステイシアは接触していない、と思う。
ところで赤墓様R1冒頭を見てくれ。こいつをどう思う。
ついでにステイシアR1タイトルを見てくれ。合わせてどう思う。
…赤墓様R1冒頭で語られている「最後の旅路」は、「未来を救うため」「誰かが行かねばならぬ」ものだ。
「白衣の男」も「行く」という表現を使っていることから、おそらく「旅」は比喩表現ではない。
…「旅」、である。ええ。
具体的な経緯は分からない。あくまで推測だ。推測ではあるが。
メルキは赤墓様に、策として、可能世界選択システムの話を、したのではないか。ステイシアのことだけ伏せて。
まだ構想のみで、実験は出来ていない、などと偽って。
そして赤墓様は、可能世界を見つけるための旅路へ、出発したのでは、ないか。
オートマタに人類が絶滅させられない未来を見つけるために。
疑問点はある。大きく分けて2つ。
旅立ったとして赤墓様はどうなったのか。約600年後に目覚めた赤墓様は何者か。
前者について、シンプルに考えればR5で発狂エンドである。
少なくとも、可能世界選択能力を手に入れて帰ってきた可能性だけは無い。
もしそうなら、世界を統治するにあたり行っている諸々があまりにまだるっこしい。
そして、可能世界選択能力を手に入れなければ帰ってこられないであろうことを考えると、うん…
あれ、思いつきだったんだけどステイシアと同じ旅に出ての発狂エンド割とあるんじゃねこれ…?
もし、もし本当に「旅」に出て発狂エンドなら、ミアの「壊してやる」宣言は完璧に成し遂げられた わけで
う、うわぁ(しろめ)
後者について、赤墓様にバックアップのクローンが存在することは明記されているので、
そのクローンが蘇生された、というのが一番ありえそうな線か。
ウォーケンがグライバッハ事件に関わったオートマタであることを知っていながら、
ドクターR3でサルガドさんを通じてコデックスの解読依頼をしているのが疑問だったが、
赤墓様がクローンをあまり管理していなかったためにウォーケンの情報が継承されなかったならば、割と納得出来る。
納得出来るのが怖い。一人称が異なるのもそういうことだろうか。うわぁ…
…クローンだとして、目覚めた後の世界では唯一の「レッドグレイヴ」なわけで。
バックアップとして「レッドグレイヴ」の役目を果たすという、予定通りの働きでは、あるが…。
(”眠る前の自分は、起きた後の自分と本当に同じ人物なのだろうか”を思い出してしにそうなのい氏)
……いや、いやいやいや。冷静になれ。
赤墓様は「渦を作った男」を知っている。「男」について、「渦を作った」と知っている。
渦の発生は赤墓様R4よりも後だ。
つまり、現代の赤墓様がクローンだとして、「渦を作った男」の情報は持っているわけだから、
智覚記録のバックアップ、クローンへの記憶の継承は、赤墓様R4より後に1度は行われている、筈だ。
だから、あるとすればクローンに継承された智覚記録が改竄された可能性の方だ。
…改竄されたとしたら、誰が…ううむ…。凍結処理されている筈のミアがあっさり動いてるので怖い。
■渦と絶滅
上記の思いつき(赤墓様は「旅」に出て発狂、現代の赤墓様はクローン)とは全く関係無いのであるが。
「現代ではとうに人類は絶滅しているが、誰も自身がオートマタであることに気が付いていない」可能性を考えた。
要は「オートマタは新人類として人類を絶滅させた」ってこったな。
「新人類としてのオートマタ」については探偵R3感想を参照。
この記事(赤墓様R4)とバレ範囲同じ(というかより緩い)だから問題無いでしょう。
ただ、まぁ、赤墓様R4の「絶滅」を受けて「新人類たるオートマタは人類を絶滅させた」って考えを強めたんだけど、
もしミアの目的が「人類滅ぼすべし慈悲は無い」でそれが叶ったならば、
星幽界が在る意味が無い、筈だ。聖女の復讐は終わっていないのだから。
だから現代においても、地上に生きているのは一般的な認識による「人類」ってことで問題ない、かと思う。多分。
つまり赤墓様R4後、人類側はミア達に対し、一定の成果を上げたと思われる。
宣戦布告されたわけだが、戦争を回避したか、勝利したか。少なくともドローには持ち込めた筈。
しかし赤墓様R4の描写を見るに、社会基盤を支えるオートマタを操れるならば、
恐らくミアは人類に勝てると考える方が自然なような。
メルキの策がそれを覆すほどの効果を挙げたが、同時に渦が発生した、といったところか。
人類側は渦の発生という痛手を負ったもののミアの目的を阻むことに成功。
ミアは人類への復讐を諦めておらず、その手段として星幽界を作った。
…やはり星幽界周りが分からんな。ううむ。
「オートマタ」が良く分からない存在で困る。公式用語集だと”機械生物”なのよね。生物なのよね。
上手くその概念が飲み込めない。機械と生物が相容れない。
そもそも「人間」の定義がされてないから邪推が捗る。普通しないだろうが。
僕らの考える「人間」と、Unlightにおけるキャラクター達の知る「人間」が、別物である可能性は、あるよね。ね。
■「私にとって世界の秘密は実存そのものだったのだ。」
貴方の言う「世界」とは何処ですかドクター。星幽界ですか地上ですか。
メルキの言を信じるならば、ウォーケンはミアと同じ本能を植えつけられている。
星幽界がミアの作った世界ならば、ドクターの言う「世界」が星幽界を指すならば。
ドクターにとって星幽界の秘密は実存そのもの、ということ。
ドクターにとって星幽界が「在る」ことは、不思議で奇妙で疑わしいことである、と。
…意志の有無、だろうか。世界は其処に在るべくして在るもので、意志を持つものではない。
ただ其処に在るがままに在るものが、しかし因果を発生させ、人間のような意志を持つ存在が縛られる。
それに疑念を抱いている、のか…?
「実存」が哲学用語というか倫理でかじった覚えがあるので頭が痛い。
好きな科目ではあったけど長らく触れてないしもううろ覚えってレベルですらねぇよ!!
そしてその台詞を何故赤墓様に言う。
求めるのは、或いは示すのは、共感と反論のどっちだ。
「貴方なら星幽界の実存を疑えるはずだ」「貴方は星幽界の実存を疑うべきだ」
「貴方がたとえ疑わずとも、私は星幽界の実存に疑念を抱いている」
どれだ。どれでもないのか。分からんな!
「世界」と言えば、汎用台詞で「この世界は興味深い経験が得られそうだ」ってのもあるのよな。
星幽界は聖女の作った世界であること、聖女=ミアであること、
自身はミアと同じように作られた存在であること。その辺り把握してるんだろうか、ドクター…
…ふと不安になって確かめたくなったんだけど「星幽界は聖女の作った世界」って描写どっかにあったっけ。
「聖女は星幽界の主である」止まりだろうか。ちょっと危うい。
まぁ誰が星幽界作って譲渡したとしても不自然だから、聖女作で良いとは思うが…。
考察するからには当たったら楽しいなとは思うんですが、
当たったら絶望しか無いような考察である場合は外れてほしいとも思います。
でもUnlightだものね。タイトルからして絶望だものね。
…当たるがいいよ。考察が予言になるがいいよ。どうせ皆死んでるんだ。知ってる、知ってるよ…。
コメントを残す