マルセウスR3読んだ

2015年5月17日 / UL_R感想

mar
R作成日:04/08
やべぇR更新が来た。R4ラッシュが控えていたので悩みはしたのだけれどやはり作るしかなかった。
増えたイベカ枠は赤だけど、正直R3以降で紫と白と黒が生えて全色制覇すればいいなと思ってたよ。思ってたよ。

(ステイシアR2バレを含みます)



■いつもの諸々
・もう全体絵の時点で色々あかん
 背後の諸々もさることながら、林檎…うん…林檎ね……
・”「目の前の彼女は人工知能エージェントではないのか?」
  「この立体映像の人物に該当するエージェントは存在しません」”
 ナニーの知る範囲では、ステイシアはエージェントではない。
 しかしマルセウスにとってステイシアは、社会性を獲得するための教育プログラムのエージェント。
 まともに考えれば、エージェントとしてのデータが消された、というあたりだろうが。
 可能性の選択を駆使して不可能を可能にするのがステイシアだからなぁ…
 ナニーにとっては「今も昔もこの人物に該当するエージェントは存在しない」なんだろうなぁ……
・「漆黒の球体…黒…黒い太陽…」とまで考えて、
 「黒い太陽ってステイシアを降臨させて因果律ぶち壊す技なんじゃねぇの」とか思いついてしまってつらい
・”球体の一つ一つが独自の法則で活動する別の世界”
 独自の法則…あぁそういう…
 赤墓様R1の、「冷めゆく筈の紅茶が沸騰している世界」っての、
 「いやダイスを1万個振って全て6の世界はあっても、それは無いだろ」と思ってたんだけど、
 そもそも物理法則とかそういう、世界の理から根本的に違うんだな…
 ケイオシウムを使え、駄目ならハガレン世界から賢者の石持ってこい、
 それも駄目なら型月世界から聖杯持ってこい、そういうことか…夢がありすぎるな!!
 ありとあらゆる全ての世界の、全ての技術と魔術と魔法と呪術と超能力と奇跡その他諸々を、
 願いに対し行使出来るよう因果を捻じ曲げ、強引に成功判定をたたき出す、そういう…ことか…
・”「……まるで御伽噺だな」”
 ”「そう、御伽噺ね。語ったことや思ったことが事実になる世界、私がそういう世界を選択したの」”
 ”「ここにいる私は影みたいなもの。本当の力をこの世界に及ぼすことはできないの。さっきの林檎のように」”
 林檎を出現させることは出来る。しかし、存在させ続けることは出来ない。
 他の因果によって、こう、「存在の可能性が押し潰される」みたいな感じ、だろうか…
・”「失敗したあと、どうなった?」「今の世界ができたのよ。可能世界との扉である『渦』に覆われたこの世界が」”
 ”「もう一度厄災が起これば、この世界は存在できなくなってしまう」”
 持ってる限りだと、3398年が最新なのよね。
 もう地上世界なんて存在しなくなっているとかそんなことなかろうな なかろうな
・”「今の貴方ならできるかもしれない」”
 つまりステイシアは…マルセウスがアリステリアの蘇生に執着し、試行錯誤の果て、疲れきる瞬間を…
 ステイシアの提案に乗り、すがりつく瞬間を、待っていたと…
・”「そう、その意志が必要なの。全てを投げ打つ狂気と変わらぬ意志。」”
 さらっと狂気認定されてることに笑う
 意志、意志ね…うん…R2タイトルね……
・「計画」のために、帝國を維持することが必要であると。
・クローンに偽りの記憶を植えつけることは可能
・帝國は、
 「皇帝の言葉をアリステリアが受け取る→アリステリアが神託として大臣達に伝える」
 という手法で成り立っている。
 あくまでR3(3132年)時点でのことであるが、
 マルセウスがカストードとして活動を続けている以上、おそらくは現在(エヴァ基準)も同様。
・”私はこの世界に偏在することになる。そこには背信も他者の思惑も存在しない。”
 「出来る限り地上の因果から離れる」って動きを感じる。
・”無数のクローンを一斉に目覚めさせたとき、私は果たして私でいられるのだろうか。”
 いやもう「私」ではないと思うよ(真顔)
 一人称weじゃない貴方。


■因果
因果とは、”一つ一つの可能性の繋がり”。
“全ての可能性は連なっていて、世界は無数に存在する”
“普通は見ることもアクセスすることもできない”
“私だけはこの『因果』に触れることができる”

“ヴォイドはあらゆる可能性を自在に選び取ることができる『夢』の世界”
“私がここにいるのも、私がそう望んだから”
“自分が望んだままの世界が現れる”
“意志の力で最も望むものを得ることができる”

冷静に考えて。因果を選択出来る能力って1人が持っているならその1人が神ってだけで済むけど、
複数名が持ってるとどうなるの。世界停止しないか?

world rewinderってフリゲにあった話なんだけどさ。
このゲームに出てきたのは、因果操作というより世界の巻き戻し装置だけれどね。
A氏とB氏という、病に冒された2人の人物がいたとする。しかし薬は1つしかない。
両者とも世界の巻き戻しを行えるなら、薬を手に入れられなかった方が巻き戻しを行うだろう。
つまり巻き戻しが永遠に行われ続けることで世界が進まなくなる危険がある。
この危険を指して「ワールド・デッドロック」という。
…という話。
尤も、このゲームにおける巻き戻し装置「ワールド・リワインダー」には、
「6光時以内に別のリワインダーが始点をポイントしていれば、リワインダーは使うことができない」
という安全機構があるのだが。
6光時も距離が離れていれば、巻き戻しあいになるような関わりがそもそも生まれねぇだろうと。
なお同ゲームによると、
「1光時はここから木星よりは遠く、土星よりは近い。6光時なら、海王星や冥王星よりも先」だそうな。

ワールド・リワインダーと比べるまでもなく、因果操作はかなり何でも出来る。
しかも、少なくともジェッドとメリーが因果に関わる能力を持っているようである以上、
因果操作を行えるのはステイシアのみではない可能性がある。(※ジェッドもメリーもR未読)
ステイシアはステイシアで、”「本当の力をこの世界に及ぼすことはできない」”と、厳密には不完全であるようだが。
でもどっかで因果操作の結果が競合する可能性はある…よな…
能力の強度とかあるんだろうか。競合した場合はこちらが優先される、みたいな。サクラダリセット!


■道
マルセウスは偏在する。
無数のマルセウスが集めた情報はナニーによって統合、最適化され、本体のマルセウスに送られる。
…脳細胞のようだなぁ、などと。

3Dプリンターの話なのだけれど。
地点Aと地点Bの両方に3Dプリンターが設置されていれば、
地点Aから地点Bにデータを送ることで、地点Bで現物を「再現」することが出来て、
つまり擬似的なテレポーターとして使える、という話を聞いたことがある。

遠く離れた宇宙にいるステイシアは、ステイシア自身である星を、
Unlightにおける地上世界の星に、再現しようとしているのではないか などと
地上世界にステイシアを「再現」させることが、ステイシアのいう「道を作る」なのではないか。

まぁ思いつきにすぎないのだけれどね!
もしそうだとして不明点がわんさかあるし。
そもそもマルセウスがステイシアの脳細胞の役割を果たせるのかが分からん。
ただマルセウスは、ステイシアが独力で途方も無い時間をかけて為したことを、
ナニーと無数のクローンを利用することで、ステイシアに比べれば小規模ではあるものの、
ほぼ同じことをしている、とは思う。


■瘴気
キャラ紹介文の”その瘴気は世界を犯す。”って、
「無数のマルセウスが『居る」だけで世界はおかしくなる」ってことなのでは、という思いつき。

世界における役割というか。
大切なのはその固定の、唯一の個人であることではなく、その役割を果たせる存在であることというか…。
誰が何であるか、どう在るか、といったことが定められたアカシックレコード的なものがあって、
マルセウスはその「世界に定められた配役」からどんどん逸脱していっていて、
そのために「居るだけで世界をおかしくする存在」になっているのでは、という。

まぁクローンとコンピュータによる偏在がレコードを歪めるなら、
クローンとセンソレコードが実用されたあたりから既に歪み始めていたとする方が妥当な気がする。
マルセウスが歪めたというより、薄暮の時代あたりから歪んでいたのではという。

ただ、余談として。
人が自殺するのは、人間という種が増えすぎた故に、
種全体を持続させるべく自殺衝動が働かされるため、という説を聞いたことがある。
この説の正誤やら是非やらはどうでもよいのだけれど、自殺衝動が働かず、永遠を恐れないマルセウスは、
“「そう、その意志が必要なの。全てを投げ打つ狂気と変わらぬ意志。」”
…確かに、因果を歪めるにふさわしい人選、なのだろうねぇ。




マルステまじラスボスだな!
赤墓様で社会的に、ノイクロさんで根源的に消さなきゃな!!

カウンシル主従クラスタとして赤墓様を心より応援しておりますが、
赤墓様が12歳くらいだった頃のセンソレコードから作られたステイシアが、
赤墓様と似た境遇で生まれたマルセウスとタッグ組むって構図、冷静に考えて実に滾ります。宜しい。素晴らしい。

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