ブレイズR1読んだ

2016年12月26日 / UL_R感想

入手日:12/02
思えば遠くまで来たものだ。
というのも、UL始めたての頃気になっていたのはグリュンワルドよりブレイズで、
ブレイズの関係者としてグリュンワルドを追おうとしたのだった。
グリュンワルドR5を作って読んで、専用台詞持ちのベリンダR5も作って読んで、
そこからさらに期間を置いて漸くのブレイズR1よ。
どうしてこうなった。

(ルディアR2、マックスR2、グリュンワルドR5、リーズR2を含みます)





■諸々
・肩ポン
・割とどうでもいいんですが、TimeLineで薄く見えていた時「タイトル的にアベルR1やろこれ」と思ってました
 蒼穹って絵じゃねぇだろ!! いや実際「蒼穹」は別のシーンなのだが 読めば分かるタイトルなのだが
・グリュンワルドから仕掛けるんだなぁ……まぁ片や頭部狙い、片や胴狙いなのだが。
 殺意の有り余る黒太子である。
・”光が放たれる。その光は球状になって王子を包んだ。”
 (「そう関連は無いだろうが覚えておこう…」と関連を軽く疑っておくノイクロクラスタ)
・”彼が探し出した多くの仲間は、平和な世界では持て余した力との間で自滅していた。
  ある者は薬物や酒に溺れ、ある者は自ら死を選んだ。”
 ”「抵抗する者は少ない。」”
 ”「死に場所を失った戦士が生き続けるのは、難しいらしい」「お前だってそうだろう、ブレイズ」”
 企業戦士の定年後みたいな世知辛さだな……
・”「あの頃は単純だった。レジメントの聖騎士として戦い、死ぬ。そして永遠に戦史に刻まれる。
  そう思っていた」”
 「今や同僚が戦士(の記憶)を刻まれた存在だ」「そうじゃなくて」
・”「もう世界は変わった。元には戻らない」”
 変えたのは自分ら(レジメント)なんだよなぁ…


■月月火水木金金
“パンデモニウムの監視局は、地上の条約違反者や汚染者を捜し出して『除去』することを目的としている。”
とりあえずインクジターの超ざっくり説明がこれってことでええんかな。
条約というか協定では、と細部を突っ込みたくなるが。
しかしこの記述的に、違反者じゃなかろうが汚染者ってだけでインクジターに追われるわけだな……
そして『除去』ってのは、まぁ、除去(この世から)(物理)なんだろうなぁ……

“No-22458″ ”No-18673”
このナンバーが何のナンバーなのかってな。
うーん、ルディアがNo-11544なんだよなぁ。かつ、ルディアR2が3389年でブレイズR1が3392年……。
No-22458とNo-18673が元レジメントと推測出来る以上、導都の住民番号ではないと思う。
住民番号なら生まれた順につけていくだろうし、ルディアの方が歳ってことはないだろう。
すると除去対象となった順だろうか。少なくとも2万2千人以上の「汚染者」を殺すのか。
ミリアンRでレジメント初期の規模は分かるんだけど、最終的な規模がどんなもんだったかは知らんのよなぁ…。


■全てはメリアのために
“ブレイズの妹はベッドに横たわったまま動かない。ずっと仮死状態のまま、三年もの歳月が過ぎていた。”

妹さんのためにインクジターとしてかつての仲間を狩っている、というのはなんとなしに知ってた。
が、妹さんの状態が思っていたより深刻だったでござる。
意識はあるが動けない、病室から出られない、この病室だけが彼女の世界、
みたいなのだとぼんやり思ってたんだけどそれどころか仮死状態だったでござる。
何も返してくれない相手への献身はしんどいぞブレイズ……
3年…3年かぁ……ブレイズR1が3392年、そこから3年遡って3389年……渦の消えた年なんだよなぁ……

“この世界には、もう彼女しかいないのだ。”

家族だから妹を守りたい、というのは話の流れとして理解出来るのだけれど、
“もう”が気に掛かるというのは過敏に過ぎるだろうか。
色々失って、もう失うのは嫌だ、というように見えるのだけれど、
じゃあ”もう彼女しかいない”となるまで、ブレイズには誰がいたの、何があったの、と。
レジメントの仲間を失ってそうなったのだとしたら、
「仲間を失って失うことの痛みを知った、だから妹だけは失わないためにかつての仲間を殺す」って、
2位以下の切り捨てが凄まじすぎるというか覚悟完了すぎじゃないですかねブレイズさん。


■王族の勘
音もなく降り立ち、光学装置で姿を隠して行動していたブレイズ達に対し、
どこから来るか分かっていたようなグリュンワルドは一体何なんだ、どこから情報を掴んだ、と思うのだが、
黒太子だし「王族の勘」でええや感があります
ただローフェンが元エンジニアということで導都と繋がりがあるから、
インクジターが訪ねてくることについてはローフェン経由で分かっていた可能性はあるか。
「導都からのアポがあった」とすれば、「アポのみで詳細不明、ローフェンが勘で的確に処理した」より、
「2件以上の約束があった」の方が自然かね。
しかしそうするとローフェンは、監視局が事前連絡を入れる程度には敬意を払うべき人物というわけで、
おうローフェン実装はよ
まぁ個人的には先述の通り「王族の勘」でええや、とも思うのであまり深く考える気はない。


■望み
“「何かを得ようと思えば何を代償にしなくてはならない。それを決めるのは自分だ」” (※脱字?)
“「私はそれをもう決めている。お前はどうだ?グリュンワルド」”

この「望み」が、黒太子R1の「抜く前に思い浮かべろ」「お前は何を望む?」、
そして最終的に黒太子R5の「……それがあなたのお望みですか」や、
「私や王が悪かったのですか? あなたの望みは何だったのです?」に繋がるわけだ。
さて、ところで、だ。

“「私は知っている。お前の剣先が何を望んでいるのかを。
 覚悟を決めることだ。お前の苦しみは誰も肩代わりできない」”

本当に”知っている”のだったらその末路がアレやぞ止めろやお前比較的常識人枠やろ
いやまぁメリアの件には関わらないだろうしグリュンワルドが望みをかなえても問題無いっちゃ無いんだけど、
じゃあわざわざお話しとか焚き付けになりかねないことせんでもよかでしょうと。
お前の知人でロンズブラウがやべぇぞ!
しかし”知っている”と言うからには「グリュンワルドの望み」についてブレイズなりの解釈があった筈なわけで、
どのような望みだと思っていたのか、そう考える根拠は何なのか、お話を伺いたいところである。
ヒントになりそうなのは両者レジメント時代の描写だよなー!読んでねぇわぁー!!

実際グリュンワルドの望みって何だったんだろうねぇ。
グリュンワルドR5感想、あまりに分からなくて大分無理矢理頭回したような覚えがあるので、
考え直し・書き直しを行ないたいとずっと思っているのだが、
考えるほどに結局分からなくて頭が痛いので放置しているという。もう何書いたかも覚えてねぇぞ。

ブレイズの望みは「メリアを健康にする」、代償は「彼女以外なら何でも」といったところなんだろうが、
グリュンワルドはなぁ……
「お前は何を望む?」と連続殺人犯に問いかけていた辺り、
「自分の望みを分かってなかった」のではないかと思うんだよなぁ……。
レジメントにおいて敵たる化け物を殺すのは当然の行いだが、
平和な日常において「殺したい」と思うのは異常であるわけで、
ゆえに日常において殺人を行う連続殺人犯と自身を重ね、
その望みを知ることで、自身の望みを知ろうとしたのでは、というのが僕の解釈。

“「死に場所を失った戦士が生き続けるのは、難しいらしい」「お前だってそうだろう、ブレイズ」”
“「あの頃は単純だった。レジメントの聖騎士として戦い、死ぬ。そして永遠に戦史に刻まれる。 そう思っていた」”
“「もう世界は変わった。元には戻らない」”

リーズR2の、
“渦の近くで死に物狂いに戦っている時が現実で、今いるここは、何か幻であるような気分になっていた。”
これに近い心情というか。
もとより死を好む性質があって、それで死に近いレジメントで戦ってきて、
生死のギリギリの境目で死を感じながら生きることに馴染んでしまって、
平和な「ただ生きるだけ」の日常が、「ぬるすぎる」のではと思う。
脳内麻薬の中毒者というかそういう。
何がしたいのか分からない、だが殺すことは楽しい、しかしそれが異常であることも知っている、
だから「望んで良いのか分からない」し、「自分が本当にそう望んでいるのかも分からない」というような。
……という解釈でええんかなぁ。ロンズブラウは複雑怪奇である。



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